2012.05.30 のニュース
ギリシャ危機とイラン核問題で ―原油価格は綱引き状態が続くー
原油価格は、下落が続いている。下落の要因は、ギリシャの財政危機が欧州、アメリカの株安に影響し、これが原油安に連動している。一方、イランの核開発疑惑問題による原油の供給不安から高騰するとの見通しも絡んで、綱引き状態にある。 足元のWTIは90ドル/バーレルを割って一時は89ドルとなったが、ブレントは105~107ドル、中東産103~104ドルで推移しており、3月の高値に比べると15~20ドルの値下がりとなっている。原油価格の水準はWTIが90ドルを割ったが、ブレント、中東産などは100ドル台を維持しているため依然として高値である。
(提供元:日刊石油タイムズ)
25日のWTI7月限は前週末の90.66ドル/バーレルより続伸し、終値は0.20ドル値上がりの90.86ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、8月限が91.15ドル、9月限が91.44ドル、10月限が91.68ドル、11月限が91.88ドル、12月限が92.08ドル、1月限が92.26ドルで終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン市況続落 道沿い140円台の攻防 前週で3円程度の値下げ~
ガソリン市況は下落が続いている。首都圏の街道沿いでは、中心相場は142円~143円/Lとなり、今週は140円の攻防となる。セルフが140円、量販店の安値は134円~135円となり、前週比で2円~3円値下がりしている。原油価格の値下がりによる仕切価格の連続値下げを反映したものであり、26日からも1円から1円60銭の値下げとなったため、今後も末端市況の値下がりが続くことになる。
(提供元:日刊石油タイムズ)