2012.08.06 のニュース
原油の急落局面では業績悪化 ―先取り値下げでマージン減も重なるー
4月~6月の元売(石油事業)の決算がこれから発表となるが、大幅な業績悪化か予想される。その要因は、①原油価格が期間中に約30ドルの急落となり、在庫評価損が発生した、②製品市況の急落が予想され高値在庫を早く放出することで売り急ぎとなり、結果的に市況が下落してマージンが減少した、③販売業者も仕切価格の値下がりを見込んで先取りして値下げした、固辞外市況が安値となったため製品輸入が行なわれ国内市況が下落した、などの点が重なったことがあげられる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン需給は安定 末端市況も横ばい推移 ~先物、業転が同水準に~
元売のガソリン出荷は猛暑を機に増加している。現在、原油価格が安定しているため、先物、業転市況は横ばいで推移しており、末端市況は140円/L相場の横ばいとなっている。 販売の方は大きな伸びを期待せず、前年並みで良しとすべきであり、販売業者サイドも安値で増販を目論むことは自粛している。
(提供元:日刊石油タイムズ)
1日のWTI9月限は前日の88.06ドル/バーレルより反発し、終値は0.85ドル値上がりの89.91ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、10月限が89.17ドル、11月限が89.52ドル、12月限が89.99ドル、1月限が90.47ドル、2月限が90.85ドル、3月限が91.10ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)