2012.12.12 のニュース
灯油は増販 利益確保のチャンスに ―在庫は低位で推移、需給締まるー
12月入りとなり石油各社の需給取り組みが焦点となっている。12月は一年間で最も販売数量が多い月であるため増販が期待されているが、各社の石油製品の需要予測では、前年同月比でほぼ横ばいと見通している。ポイントとなる灯油、ガソリン販売の動向がカギとなるが、灯油は12月が厳寒という天気予報となり。ここにきて北海道、日本海側では雪が降り、東日本、西日本も冷え込んでいる。そのため灯油の荷動きも活発化している。在庫も低位であり需給も締まり、適正マージンは確保できそうである。
(提供元:日刊石油タイムズ)
WTI続落85.93ドル ガソリン在庫増で原油需要低迷の懸念
7日のWTI1月限は前日の80.26ドル/バーレルより続落し、終値は0.33ドル値下がりの85.93ドルに収まった。 WTIの先物相場は、2月限が86.50ドル、3月限が87.15ドル、4月限が87.75ドル、5月限が88.31ドル、6月限が88.76ドル、7月限が89.06ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
石連週報(1日)によると、ガソリン在庫は201万KLとなり、前週に比べると6万KL減となり、200万KL割れ寸前となった。 例年、12月は低在庫となり需給はタイトとなるが、増販ともなるため、さらに、在庫は減少する。昨年12月の在庫は200万KLを割っており、同水準となるとみられる。 今後、灯油、ガソリンは需要期となるため、各石油会社は増産体制となるが、ガソリン販売は前年を大幅に上回ることがないようである。
(提供元:日刊石油タイムズ)