2013.08.20 のニュース
元売が、系列特約店に対し仕切価格の設定について十分な情報の開示や交渉を行う環境を整えていないこと。元売が、自社が精製したガソリンを商社に販売し、それが安価な業転玉としてPBSSに供給されていながら、系列特約店にはその業転玉の購入・販売を制限しているということ。これらの行為について公正取引委員会が7月23日、「ガソリンの流通市場における公正な競争環境を整備するという観点からみて不適切である」と警告した。
(提供元:ぜんせき)
ガソリン仕切価格改定 50銭~80銭の値下げ~小幅下げで末端市況は維持~
ガソリン仕切価格は17日から出光興産が80銭、JX日鉱日石エネルギー、EMGマーケティング、昭和シェル石油が各50銭値下げとなった。小幅な値下げに止まっているため、末端市況は現状を維持する。
(提供元:日刊石油タイムズ)
公正取引委員会は「ガソリン取引に関する調査報告書」のなかで、元売に対し、①仕切価格に含まれる販売関連コスト(ブランド料)を一方的に通知するのではなく、その額の決まり方について、理解を得るための説明・意見交換を定期的に行なうことが必要である、②業転玉の扱いを制限・禁止するのではなく、一定のルールを策定する必要があると指摘、改善策を求めている。
(提供元:日刊石油タイムズ)