2014.02.18 のニュース
元売による海外事業の種まきが着実に広がっている。 クルマや石油化学のアジア展開の深度が深まるにつれ、日本から持ち込んだ高品質の基材を現地で加工したり、合弁相手から調達する半身の海外進出から、2017年からベトナムに製油所を新設し、現地で原油から一貫生産に踏み切る出光、製油所やSSを含むインドネシアでのENEOS展開に踏み切るJX日鉱日石エネルギー。マンモスタンカーを世に出した出光は、カナダでのガス権益と物流買収に続き、LNGの洋上生産船にまで踏み出す計画が取りざたされているという。
(提供元:ぜんせき)
ガソリン 仕切価格改定 JX60銭、昭和シェル1.1円上げ 出光は90銭値下げと分かれる
ガソリンの仕切価格は、15日からJXが60銭/リットル昭和シェルが1円10銭の値上げ、出光が90銭の値下げとなった。EMGの外販は1円50銭の値上げとなった。値上げと値下げが分かれたが、各社の1月からの仕切価格改定を相殺するとほぼ据え置きとなる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリンなど製品マージンの減少から、元売、販売業者の業績が悪化しているが、立て直しの気運が出ず異常な状況が続いている。元売の通期見通しでは、在庫評価益を除くと赤字が増加することになっており、コスト増の転嫁は難しく、今後も赤字が続く。現在は赤字解消の目途がついていない状況にある。
(提供元:日刊石油タイムズ)