2014.03.06 のニュース
石油協会がまとめた販売業経営実態調査報告書によると、12年度決算における営業利益ベースの赤字企業は43%弱。3年連続で徐々に良化しているが、万策を絞り出してなんとか黒字を捻出している様子も伝えられているから、業界全体が安定化に向かっていると考えるのは早計だ。運営SS数別の赤字比率は、1SS48%、2~3SS35%、4~5SS26%、6~9SS15%、10SS以上24%。1SSディーラーの約半数が赤字という現実は、とても重い。
(提供元:ぜんせき)
来週から ガソリン本格転嫁へ 原油、仕切値の動向見定め~まず安値物を底上げへ~
ガソリンの仕切価格は、1日から2~3円/リットルの値上げとなったため、販売業者もユーザー転嫁に取り組むが、足元の市況動向の分析、今後の原油価格の動きを見定めて対応することになる。今のところ準備体制に入っているが、まずは150円割れの安値物を底上げして150円台に乗せると同時に、ボトム価格を155~156円/リットルに引き上げることになりそうである。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ウクライナ情勢緊迫で原油高騰-仕切値上げ、増税前の仮需要が重なる-
ロシアによるウクライナへの軍事行動に対しアメリカ、EUが反発していることから情勢が緊迫化しており、原油価格の値上がり、株価の値下がりなど流動的な状況となってきた。WTIは104~105ドル/バーレルと前週末に比べると3ドル程度の値上がりとなっている。東商取の先物市況はガソリンが81円/リットル、灯油も80円、原油価格は68円となり2~3円の値上がりとなっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)