元売の新社長誕生に期待 2002年02月24日更新
▽・・・ジャパンエナジーに続いて昭和シェル石油も新社長を3月末に誕生させる。4年間、会長と社長を兼務してきた昭和シェル石油の新美春之会長兼社長は「元売として重要な時期を迎えている」と前提を示す。「だから、人材の育成、お客さまとの密接な付き合いなどやらねばならぬことは多い。が、私のもっている時間も24時間である」と2人体制の必要性を説明する。
▽・・・本来、トップが2人いる場合は、会長は社外との関係、社長は社内を担当するというように役割・機能分担をしているのが普通であり、2人体制は望ましいのではなかろうか。特に新美会長は「広く社内を見渡したとき、ジョン・エス・ミルズ氏しかいない。2年前から決めていた」という惚れこみようで確かな2人3脚を期待したい。
▽・・・3番手、4番手の元売が続くか特約店や販売店にとって興味は尽きないだろう。英国人のミルズ氏が日本的な流通機構に対する理解が深いという評価が上がっているだけに、同様のトップを切望したいのではないだろうか。